久しぶりに読書しました・・今回読んだのは、『受験勉強は役に立つ』和田秀樹著(朝日新聞社)です。
少子化が大きく影響しているのかもしれませんが、選り好みしなければ(そして金さえあれば)誰でも大学に入学できる時代です(もちろん日本)。そんな中、特に私立大学では生徒確保(詰まるところ資金確保?)のため、様々な推薦入学制度を施行しているようです。学力だけでは測れない、スポーツやボランティア活動で活躍した生徒にとって、以前よりもかなり有利なシステムでしょう。そのことに関して別に反対するつもりは無いのですが、こうした推薦入学の枠が広がることは本当に良いことなのでしょうか?
推薦入学ということは、受験のための勉強を大してしなくてもいいということです。もちろん反論はありましょうが、ほぼ事実であると確信しています。自分は頭もあまりよくなかったのですが、家に金もあるわけではなかったので、国立大学にしか行けなくて、何とか合格できる程度には勉強をしてきました。あれは無駄なことだったのでしょうか?
今冷静に考えると、一生懸命勉強して知識を吸収するということはとても大切だったと思います。「どうやれば早く覚えられるのか」、「どうすれば効率よく解けるのか」・・など、その方法を学んだことは、社会に出ても役に立っていると思います。また自制心?というか、「今はこれをすべきではない」等のささやかな忍耐力も身につけられた気がします。
ところが推薦入学で大学に入学する者が大半以上を占める今の世の中、自制心を知らず、知識を生かせる程の知識も無い人間が増大しているのではないでしょうか?
著者の和田先生は受験勉強のことを肯定してくれています。もちろん学歴がすべてではないし、名のある大学出身者がみんな偉いわけでもありません。しかし、一部の道を外れた者の例をわざわざ取り出して、「だから勉強馬鹿は困る」と安易に批判するのも筋違いです。
正規の手段を踏んで,これから受験する皆さん(そんな人はArtie's Pubなど読まないでしょうが

)、今やっていることは絶対に無駄でないので頑張ってね!
・・偉そうに書いてますが、最近全く「努力」というものから縁遠い生活をしている自分です・・。ただ、頑張った人が報われる世の中であって欲しいと思います。
テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2007/11/17(土) 12:25:34|
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