昨日も書いた通り、台風で外出が面倒で、ビデオばかり観ていても疲れるので、気分を変えて読書。今回は『「ニート」って言うな!』(本田由紀・内藤朝雄・後藤和智著 光文社新書)。実はAmazonで3冊まとめて買っていたのを読みあげただけでした。それが、前回書いた2冊とこの本。要するにもともとの定義である「ニート(学生でもなく働いてもいない若者を意味している 日本では15~34歳)」が、マスコミや社会によって、誤った捉えられ方をしていることに対しての危惧感、批判を3学者が検証しているのです。
自分はこの問題に関して強い意見を持っていないので、「なるほどな」と、頷きながら読みました。ただ感じたことは、「ニート」という言葉は抜きにして、いい年をして親の援助をいつまでも当てにしている大人(そのつもりはないにしても、現実に親の金で食っている者)は、本当にそれでいいのかと思います。「やりたいこと」があるからと仕事をしないのは自由ですが、だったら、その「やりたいこと」をするために、自分で食うくらいは何とかしなさい、と言うのって違ってる?勿論、社会構造、或いは現在の日本経済事情が一要因ということは分かるんだけれど、とりあえず、例えば既婚者達なんて、家族のために仕事を選ばず働いている人って多いと思うよ。彼らだってやりたいことがきっとあるはずだろうよ。綺麗ごとを抜かす奴よりよっぽど偉いと思うんだけれどね。
本を読むと、その感想を超えて色々考えられるのがいいよね。しかし自分の本当に好きな分野は「小説」です。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2006/08/20(日) 12:17:32|
- 読書
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余田さん、いらっしゃい!!
ずいぶん前の分まで読んでくれてかんしゃしています

時期が来ないと回りがとやかく言っても分からないことがありますよね。でもその時には手遅れだということも現実にあると思います。
一方、私の知り合いのアメリカ人は、今、日本の大学に勉強に来ていますが、とっくに45歳を超えています。そして帰ったらまた仕事を探すそうです。そういう意味では、日本は住みにくい国ですよね。
余田さん、再度、隅々までこのArtie's Pubに付き合ってくれて本当にありがとうございます。ゆっくりしていってくださいね。
それではまた!
- 2007/01/28(日) 21:05:15 |
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