今回読んだのは『ネオ階級社会を待望する人々』(林 信吾著 ベスト新書)です。
著者を知ったのは、イギリスに関する本を書かれており、関心があったということなのですが、似たような名前の(?)林 望という作家がイギリスについて沢山書かれています。林 望さんがダンディでおしゃれという感じだとすれば、林 信吾さんはあけっぴろげでずけずけと物を言う様が小気味よく好きでした。
久しぶりに彼の名前を見て、速攻で買った本なのですが、うーーんとうなされました。格差社会について一石、と言うか爆弾発言

を投じています。
「格差がまったくない社会というのはあり得ないが、私は、人間の世の中というものは『機会平等・結果不平等』であると考えている。」というのが、作者の一番言いたいことであると考えました。もし関心がある方は是非読んでみてください。いろんな意見があるかもしれませんが、読み易いし面白いです。
私は機会平等を与えられたのに、結果があまり出せなくて、人事に失敗し、結果不平等の中の仲間の中にいるのかもしれません・・そんなことを考えて読んでいたので結構重かったです。しかし、幸い仕事を辞める程でもないので、残りの人生、自分のことをゆっくり考えながら生きてゆきたいと考えています。
林 信吾さんはネットで検索するとかなりひどいことも書かれていますが、さっぱりしていて自分は好きです。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2007/03/29(木) 22:19:08|
- 読書
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| コメント:2
長助おかんさん、いらっしゃい!!
一見難しそうな雰囲気はありますが、中身は結構読みやすかったのです。そんなに分かりにくい表現をされてはいませんでしたから。
東京タワー、面白かったですか?私はドラマも見てなかったので・・・私は基本的に小説が好きなはずなのに、最近全く読んでいません

うちでは、約1名(匹)、読書の邪魔をするやつがいます

また寄ってね!
- 2007/03/30(金) 08:14:40 |
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