~最悪のハプニング~
ロンドン行きの飛行機の時間は9:15。6:30にはホテルを出発しました。あっという間、というかあまりじっくり観察できなかったカサブランカ。そして
モロッコも今日でおしまい。少しだけ寂しい気持ちでした。7:12に飛行機チェックイン。出国手続きを済まし、ボードを見ると'Delayed 10:30'と書いてあります。時間が有り余ったので、記念のお土産を買い、コーヒーショップで休憩。
かなり時間に余裕を持ってゲートへ。ここで空港職員に何度もゲートを確認し、列に並び、暑い中セキュリティーチェックをじっと待っていました。自分の番が来た時に「ここはロンドン行きではない」と言われました。「はっ?お前達職員がここだと言ったはずだ。」怒り爆発。「ロンドンは行きどこだ?」と怒鳴り、そのゲートに行くと、「もう出発した。ゲートは閉まっている」とのこと。その時刻9:30。明らかにボードと違っています。完全に切れた私は職員を怒鳴り散らしました。「自分たちの責任ではない」と言い張っています。大波乱の場面でした。比較的時間にはきちんとしている自分にとっては、ちょっとでも遅れるのでさえいい気持ちがしないのに、1時間も早く出発なんてことがありえるのだろうかと大激怒。散々もめた後、3時間後の
モロッコ航空でロンドンに向かうことになりました。一体こんなことがあっていいもでしょうか。とにかくここを読んでくださっている方々、気をつけてください。17年間海外旅行を続けている私にとって最悪の出来事でした。
~その後のハプニング~
無事にロンドンに着いたわけですが、遅れたせいで予定は大幅に変更。
数日後、滞在した
コルチェスターに日本の職場からTEL。私は、こんなところに電話があるということは、きっと良くないことが起こっていると思いました。前に病気した母が最悪の状態になっているのではないかと不安のどん底でした。すると世話になっている旅行会社の方から電話。それで事情がやっと分かりました。カサブランカで規定の飛行機に乗ってなかったので、ロンドンー成田の飛行機がキャンセルになっているとの連絡でした。そして要するに私が
モロッコで何かの事件に巻き込まれたのではないかと騒いでいたようです。プライベートな休暇が職場や家族を巻き込み、不快極まりない気分でした。事情を話し、飛行機はとりあえず何とかなりましたが、「なんとかしてやってもいい」という態度であったこの航空会社に怒りを覚えました。ここまで来るのには旅行会社の方が苦労してくれたようです。しかし考えてみれば、自分に非があったわけでもないので、気にする必要はないのですが。
~帰国後のトラブル~
実はあの最悪の日にひどい下痢で苦しみました。というか別に苦しんではいないけれど、トイレに何度も駆け込む始末です。正露丸が初めて効かないものでした。ロンドンのドラッグストアで下痢止めの薬を買い、これが即刻効きました。でおしまい・・ではないのです。その後、下痢は治ったのですが、座る時に尻が痛い。トイレに行く時は特に痛い。それでも
コルチェスター滞在中は我慢をすることができました。帰国して、薬か何かを貰おうと思い、病院に行くと、なんと膿がたまっているらしく、手術して取り除かなければならないということなのです。原因はおそらくあのときの下痢らしいのです。手術自体は10分もかかってないのですが、4日間入院しました。今はまだ少し術後の痛みはあるものの、普通の生活に戻りつつあります。
今回の
モロッコ旅行はそういう意味でトラブルに満ちた旅でした。今後
モロッコに行きたい人にとって何かの参考になったらと思っています。
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テーマ:モロッコ旅行記 - ジャンル:旅行
- 2006/10/01(日) 07:09:45|
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