昨年夏、モロッコ旅行の後、
コルチェスターの語学学校に通うのに、2週間ホームステイをしました。Sharonという離婚された中年の女性がホストマザーであり、その同僚のキャリアウーマンタイプのかっこいい女性Debbieが同居している家でしたが、三十路の自分には、男でありながら大変居心地のいい家であり、いつも話し相手になってもらってました。(加えてこの家はMr.Pool'sに近いこともあり、最高のロケーションでした。)
。

Sharonの家の庭です
で、そのSharonから今日メールが届き、読んでいるうちに驚きました。彼女達は同じ職場で働いていたのですが、どうやら二人ともリストラにあったらしいのです。特にSharonは、土、日も出勤して頑張っていた記憶があるので、一体会社に何が起こったんだろうと不思議に思います。3月で辞めなければならないので、その後のことを考えているようなのですが、それがかなり前向きなんです。もちろんちょっと動揺はしたようなのですが、人生の中でまた新しいことに挑戦が出来ると気持ちを切り替えたそうです。とりあえず1年間は旅行も兼ねて、英語を教えられる機会があればと書いてありました。
日本でも、中年以上のサラリーマンがリストラに遭い、その後の人生の選択を迫られている人が多いと聞きます。その重圧に負けてしまっている人も少なくないようです。それも無理はありません。生涯を賭けていたのに、突然寄りかかれる場所が奪われたのですから。自分は呑気に暮らしていますが、突然解雇されたら、収入の面、今後の人生の面でかなり困ることが予想されます。(仕事は辞めてもいいけどね

)しかし1番大切なのは、その事実に直面した後、どう生きるかだと思います。少し前に、文部科学省が『生きる力』を提唱していましたが、青春時代の甘ったるい『生きる力』ではなく、本当の意味での『生きる力』が必要であると思います。はっきり言って、再就職の難しい年齢の大人にとって、収入(金)は、生きていくに必要不可欠でしょう。
Sharonは白人特有の恰幅のいい体つきの女性ですが、体だけではなく、心も大きく、決してくじけない素敵な人だったんだと今更ながら敬服しています。
先進国で生きていても、それはそれで色々な困難が襲ってきます。自分は打たれ弱い人間ですが、せめて頑張っている人たちから大切なことを吸収して生きていこうと思います
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テーマ:夢に向って! - ジャンル:日記
- 2007/01/12(金) 12:48:55|
- 戯言
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| コメント:2
昨日はコメントをどうもありがとうございました。
「ICE&SNOW」の管理人の安部です。
お邪魔させていただきます。
Sharonさんは素晴らしい方ですね。
私はまだ学生なのでリストラは経験したことがないのですが、
もし将来そんなことになったら、きっと落ち込んで立ち直れないと思います。
テストの点が悪いだけで相当落ち込む弱い人間ですから。
「生きる力」…これからの長い人生の中で、これが随分と必要になってくるんですね。
とても勉強になりました。ありがとうございました。
- 2007/01/12(金) 20:22:52 |
- URL |
- 安部立岐 #isd9VgLU
- [ 編集]
安部さん、いらっしゃい!
Sharonは気さくで明るい女性でしたが、芯もとても強かったように思います。彼女のメールで「生きる力」を痛感させられました。自分も本当に弱い人間なんです。けれど、周りに見習わなければならない人がいるということは幸せだと感じています。安部さんもいろいろな人に出会うと思いますが、自分が「この人は!」という人は大事にしてあげてね。
いつでもここに遊びに来てください。Pubだけれど未成年も大歓迎ですよー!
- 2007/01/12(金) 23:00:38 |
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- artie #-
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