天気がとても良く、気温が高いので、結局読書で時間を費やすことにしました。今回読んだのは『
人生相談「ニッポン人の悩み」幸せはどこにある?』(池田知加著)です。いつの時代にも悩みがあり、それを聞いてもらうべく投書をするのですが、その回答の仕方が、その時代の価値や規範を反映しており面白い。こういう着眼点で調査をするのは興味深いものがあります。
ところで誰かに相談をするというのは、本当にゼロの状態からなのでしょうか?恐らく相談者は自分なりの答えを持っていて、それを誰かに聞いて欲しくて、そして背中を押して欲しくて「相談」と言う形をとるのだと思います。この本からも分かるように、例えば「夫が暴力を振るい困ってます。離婚すべきなのでしょうか」という相談がある場合、本当に命が危ぶまれるならば、まず警察に行くと思います。また本当に離婚をするつもりならば弁護士の所に行った方が早い。それにもかかわらず投書するのは、誰かに自分の気持ちを聞いてもらって、心のどこかにある自分なりの結論が正しいのかを確認するためなんだろうと思います。そうなると「
人生相談」も捨てたもんではありません。
Artieの目下の悩みは、この素晴らしく天気に恵まれた中、独身のくせに、何もすることもなく、暑さ予防のために部屋でビールを飲みながらテレビに噛り付き、時間を無為にしてしまっていることです。誰か、良き案を!
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2006/08/15(火) 10:00:02|
- 読書
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