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独特な感性を持つArtieの徒然なる日記。旅行命なので、旅行シーズンはあっという間に旅行記に変わる。

それでもボクはやってない

 昨日、気晴らしに久しぶりに映画館へ行きました。近所のシネコンプレックスが木曜日がメンズデーで、1000円だからです。ちょっとだけ気になっていた周防正行監督の「それでもボクはやっていない」を観ました。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を描いた作品です。
 怖いですよね。これ、もし自分が主人公の立場であったらどうなっているんだろう。彼のように250%の乗車率の電車に、被害者と偶然乗り合わせて、自分が痴漢に間違われたとして、「やってない」という証拠はどこにあるのだろうか、と身の毛もよだつ(?)思いでした。「やった」という証拠は出せるのかもしれないけれど、真犯人が発覚しない限り、「やっていない」ということを証明するのって難しすぎます。あらゆる場面で同じ事情徴収をされ、やったことにしろと自白を脅迫され・・自分なら参ってしまいそうです。
 最近、若い○○女が無実の人を面白半分に痴漢に仕立てるというような話を聞いた事があります(これは絶対に許せん)。しかし、この映画の場合、被害者は明らかに(多分)被害に遭っており、虚言ではないため、彼女や彼女の家族の立場を考えると、もし「無罪」という判決ならば腑に落ちないものがあるでしょう。
 ストーリーが分かりやすく、展開も速いのでどきどきしながら鑑賞できました。また、主人公の青年の母親役のもたいまさこって、上手いねえー 助演女優賞ものだと思います。
 満員電車に乗ることは、田舎暮らしで自家用車通勤の私には縁遠いことですが、本当に気をつけましょう、としか言えません。

 大変不謹慎なんですが、おニャン子クラブの「おっと CHIKAN!」という曲が頭によぎってきました。痴漢の冤罪問題が騒がれている今では、絶対に非難される曲だなと思いました。セーラー服を脱がす、脱がさないは当人達同士の自由ですが、「ちょっと、いじめちゃお、・・・この人はCHIKAN みなさん一緒に♪」なんて歌、冗談では済みません。知っている人には知っているネタでした。
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テーマ:それでもボクはやってない - ジャンル:映画

  1. 2007/02/02(金) 09:47:40|
  2. 娯楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

こんばんはー。
その映画、私も気になっています。
痴漢と間違われると弁解しにくいですよね。
女性がわざと痴漢に遭ったふりをして、男性から金を巻き上げるなんて話も聞いたことがあるので怖いです。
  1. 2007/02/02(金) 21:33:37 |
  2. URL |
  3. 安部立岐 #-
  4. [ 編集]

安部さん、いらっしゃい!!
自分は邦画よりも洋画の方が好きなのですが、これはおもしろかったです。女性はまた違った角度でこの映画を見ることができるかもしれません。一見の価値のある映画だと思います。
また寄ってね!
  1. 2007/02/02(金) 21:56:12 |
  2. URL |
  3. Artie #-
  4. [ 編集]

私は女性ですが、わざわざ罪をかぶせようって思う女は許せないですね。
だって被害にあったのが自分の親だったら?なんて考えてしまいますし。最近の人の中には心が廃れてきてしまった人が多いですよね。。
昔電車で変態にあったことを思い出しました。ホームで追いかけられ、地元の駅まで6駅分車両から車両まで逃げ惑ったのを覚えています。見るからに不振だったのに誰も助けてくれなかったなって今気付きました(泣)
話がそれましたが、男性の立場で考えると痴漢容疑での誤認逮捕がこの頃増えているようです。Artieさんの言うとおり証拠は出せないですから、余計に拍車がかかっているんでしょうね。。犯人特定するのに良い方法があればと思います。
  1. 2007/02/02(金) 21:58:26 |
  2. URL |
  3. さき #-
  4. [ 編集]

さきさん、いらっしゃい!!
この映画について知り合いといろいろ話す機会があったんですが、女性の被害って、自分が想像するよりもはるかに多くて驚いていますv-292
自分のような田舎者には痴漢の実態というのがあまり身近に感じられなくて・・さきさんのような被害にあっている人の話を聞くと、犯人に対して腹立たしくなります。
逆に誤認逮捕されたとしたら・・・これもぞっとしますよね。
そういう意味でもいろいろ考えさせられる映画でした。
また寄ってね!
  1. 2007/02/02(金) 22:03:54 |
  2. URL |
  3. Artie #-
  4. [ 編集]

こんばんは

いつもいつも自分の考えを述べさせていただいているので、考え方が身に付くと同時に世間勉強にもとても役立ちます、今後ともよろしくお願いします♪

痴漢については確かに冤罪ならたまりませんよね!ある大会社ではそんな場合に対しマニュアルがあります。
それは万一自分がいわれのない痴漢犯にされた場合、とりあえずその被害を訴えている女性に、自社の名刺を差し出し後で会社で話し合うということです。
つまり「とにかくその場を去る」というものです。
一度駅員に捕まってしまえば状況は圧倒的に不利です。容疑が晴れるまで釈放してくれません!
しかし会社に戻れば上司も必死にかばってくれますし名刺を差し出しているので逃亡したことにはなりません、なにより会社が守ってくれます。警察は逆に痴漢をした証拠を見つけなくてはいけません。
というマニュアルです。
しかし実際痴漢犯にされたら、そこまで機転が利くかどうかはわかりませんがw
  1. 2007/02/03(土) 01:08:20 |
  2. URL |
  3. sakaishin #-
  4. [ 編集]

sasakishinさん、いらっしゃい!!
こちらこそ宜しくお願いします!といっても、そんな教養のあるブログではないのですがi-230
そうか、そのようなマニュアルがあるのでね。映画では、自分はやっていないので分かってもらえると思い、駅員について行ったことが運命の分岐点でした。痴漢の場合、容疑を晴らすというのは至難の業ですよね。考えさせられます。
また寄ってね!
  1. 2007/02/03(土) 07:50:42 |
  2. URL |
  3. Artie #-
  4. [ 編集]

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